【フリーランス経営哲学講座】#1 会社員とフリーランスの違いについて

読者

会社員とフリーランスの違いって、結局のところ何なのでしょうか?

栗林

ここ最近「フリーランス=自由」という印象が先走って、あまり深く考えずにフリーランスになる人が特に多い印象です。なので改めてフリーランスとは会社員と何が違うのか?どういう働き方なのか。どういう心構えが大切なのかをお伝えしたいと思います。

新規の飲食店が10年後も生き残れる率は3%程度

新規の飲食店が10年後も生き残れる率は3%程度です。

どうして、100店中97店が10年間生き残れないのか?それには色々な理由があります。

専門的な話は除いて大雑把に言うと、人は飽きる生き物だから。同じ味ばかりのお店は、飽きていかなくなるでしょ。新しいお店ができたら、行ってみたくなるでしょ。ということは、今まで通っていたお店に行かなくなっているということ。

みんな、とりあえず稼げるようになりたいと思っているだろうけど、稼げるようになって、それでゴールじゃない。そこをゴールだと思っていたら、10年後まで生き残れない。みんな、稼げるようになることをゴールにしているから、97%もの人が10年間生き残れない。

栗林

突然ですが、今から10年後の自分の年齢を考えてみてください。

今から10年後の自分の年齢を考えてみてください。

稼げなくなったとして、まともな企業に就職できますか?35歳を過ぎたら、まともな企業の就職先はほとんどないですよ。

美容師とか料理人とか、職人の世界は別としてね、普通は35歳を過ぎた人材は、なかなか雇ってもらえない。年齢が高いと素直さがないことが多いので使いづらいんだよね。

もし、40歳とか50歳とかで稼げなくなったらどうする? 路頭に迷うしかないよね。

やっと稼げるようになって、それからもずっと改良とかをやり続けて、稼ぎ続けなければならない。だいたい生き残っている人は、改良をやり続けていると、10年後は違う商売になっていたりする。それぐらいの改良を、やり続ける。

退職金もないし年金も期待できないから、死ぬまで、やり続けるんだよ。

結局のところ、会社員とフリーランスの違いとは何か?

会社員の話をするけど、会社員というのは、言われた仕事をやればお給料がもらえる。

会社も変わり続けないと生き残れないけど、それは社長とか経営陣の役割だから、会社員として雇われるならそういうことを考えなくていい。

ということは、フリーランスで生きていくなら、稼ぎ続けるために世の中の動きや流れをみて改良したり、考え続けて新しい行動を続けることが必要で、そしてこれを死ぬまで」やり続けることが必要。

栗林

いい・・・? 「死ぬまで」だよ。

うっかり運良く一発当てて数年間ぐらい生き残ってしまった場合、後が続かないとかえって悲惨だよ。

考えて改良することが大好きな人は、好きなことをやっているだけだから、楽しいばっかりでツライことはなにもないよ。向いているよね。

でもね、考え続けることが大好きな人って、意外と少ないよ。多くの人は、何も考えずにラクして生きたいと思っている。

宝くじに当たりたい気持ちなんて、まさにその典型だよね。

考えなくて生きていきたいって思ってる。フリーランスで稼げるようになるのは、宝くじとは違うんだよ。宝くじは当たったら終わりだけど、フリーランスはそのあと続けていくことが大事だからね。

あとね、97%がダメで3%しか生き残れません、って聞いたとき、ビビる人は向いてないよ。

その話を聞いたら、3%も生き残れるのか、それはすごい、よしやってみよう!という人のほうが向いているよ。

で、人って、どんなに順調にいってても、ふとした瞬間に不安になる生き物なの。生存本能がなせるわざと言うか、その不安があるから、生き残ってこれたんだよね。

だから、不安は感じてもいいの。不安は感じても、手足の動きを止めなければ、それでOK。死ぬまでやり続けるって、そういうことです。

というわけで、本日は以上です。

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