【フリーランス経営哲学講座】#10 お金のメンタルブロックについて

読者

Webデザインスクールを卒業したので、お金をもらって仕事をしていきたいです!でもいくらもらったらいいのか分かりません。前なんて知り合いから頼まれたのですが、時給計算したら300円でした…

栗林

今更のテーマかもしれませんが、フリーランスになりたいけれど、最初の実績を0から1にしていくような段階で、お金をもらうことに抵抗感を覚える人が多いです。(特に専業主婦のWebデザイナーとか)

スキルがまだ足りないからお金をもらうことができない、自信がない・・・という不安を解消する考え方などを話し合いたいです。(そもそもお金とは何か?といった抽象的な話になっても全然問題ありません)

夢が叶わないのは心にブレーキがあるからです

お金をもらうことに抵抗感を覚える人は、けっこう多いです。

そこそこの会社の経営者にも、そういう感覚はありますよ。だから珍しいことでもないし、ダメなことでもないです。

栗林

そもそも人間というのは、変化に対して自動的に不安を感じるように作られています。変化に不安を感じないと、危険を事前に察知できなくてやられちゃうからね。

だから、せっかく夢が叶いそうだというのに、自分でブレーキをかけて直前でストップしてしまって夢が叶わない、なんてことはよくあります。

よくわからない不安にかられて、自分でブレーキをかけちゃうんです。

読者

僕も「卒業したての自分なんかがお金もらっていいのかな?」なんて思っていました。

こういうのを「心のブレーキ」って言います。この「心のブレーキ」は、本当に誰にでもあるんですよ。

お金のブレーキがかかるのは潜在意識が原因です

でね、人生における心のブレーキの中でも、お金のブレーキって、かかりやすくて有名なんです。アイドルになりたいとか、〇〇になりたいって人それぞれいろんな夢があるんだけど、そういう個人の大きな夢より、お金については心のブレーキがかかりやすいんです。

栗林

つまりね、お金は他の願いより心のブレーキがかかりやすい理由があるんです。

それはね、お金とは汚いものだとか、いやしいものだとかいうのが、みなさんの潜在意識にあるんですよ。

潜在意識ってのは、普段はまったく自覚できないけれど心の奥底に横たわっている感覚、みたいなものです。この潜在意識っていうのは、ものすごく強くて大きいもので、あなたの人間性をほとんど決めてしまっているぐらいのものです。

お金をもらえないのは技術がないからではありません

読者

潜在意識って、ものすごく大きな存在なんですね。そんな物を変える方法ってあるんですか?

栗林

で、潜在意識は自分でね「よし、変えよう!」って思ったぐらいじゃ、変えられないんです。潜在意識を変えるって、けっこう手間がかかるんです。

潜在意識の仕組みと変え方を全部話してるとすごい時間がかかっちゃうから、今日はお金だけの話にするんだけど、お金っていうのは、みなさん小さい頃に大人たちから、お金とは汚いものだとか、いやしいものだと教えられて、それが潜在意識に入っちゃってるんです。

もっと言うとね、お金を積極的に稼ごうとしていると、世間から金の亡者みたいなやつとか思われて、みんなに嫌われちゃうんじゃないかって思っています。世間からそういう目で見られることをすごく怖がってるの。

みんな自分の技術に自信がないからお金くださいって言えないって言うんだけど、それは違います。

ホントは、いやしい奴って世間から思われてしまうことを怖がっているんです。

まずはお金のブレーキの原因を知りましょう

栗林

でね、どうして自分がお金を稼ごうとすると世間から嫌われちゃうって思ってしまうのかというと、あなたが、お金を積極的に稼いでいる人をいやしい奴と思って嫌ってるからなんです。

読者

大きな声では言えませんが、「ズルいことや悪いことをしているんじゃないか?」って思ったことはありますね。

あなたがお金を積極的に稼ぐ奴を嫌っていて、あなたは自分のことを世間の枠からはみ出ないように生きてきた世間様の代表だと思ってるから、自分が稼ぐ側になったら嫌われちゃう、って思うんです。ほとんどの人は、自分が思うことは他の人も同じよう思ってる、という思い込みがあるんです。

栗林

あなたがお金を積極的に稼ぐ人を嫌っていて、他の人も自分と同じように思っているから、自分が稼ごうとしたら嫌われちゃう、って思って心のブレーキがかかるんです。

心理学「投影」を知るとお金のブレーキの正体が分かってきます

こういう現象を心理学では「投影」といいます。投げるという字に影という字を書いて投影です。自分の心の中にある思いを他人に投げ入れて、他人の心の中にも自分と同じものがあると思うことですね。

読者

学生時代に好きな女の子がいたら「相手も好きなんじゃないか?」って、舞い上がったのと一緒ですかね 笑

栗林

それでね、問題は「お金を積極的稼ごうとする人はいやしい」という潜在意識を消す方法なんですよね。というわけで、その方法をお話します。

物理的に攻める方法「見て触ってお金を堪能する」

これは物理的に攻める方法と心理的に攻める方法とがあるんだけど、これは両方やったほうがいいです。両方やったほうが効果があるからね。

栗林

それでは、物理的な方法から説明します。まずね、1万円札を数十枚用意してください。多ければ多いほどよいですね。30枚以上はあると良いです。あとできればピン札が良いです。

読者

後で銀行に行って1万円札を下ろしてきます!

で、夜寝る前に、1万円札を取り出して、模様をじっくり眺めて、手触りの感触を味わってください。そして、お札のにおいをかいでみてください。

眺めて、触って、においをかいで、お札を十分に堪能してください。そしてお札を1枚ずつ、丁寧に数えてください。こうやって寝る前に10分間、お札を味わい尽くしてください。

これは、寝る前がもっとも効果的です。潜在意識は、寝ている間に書き換わることが多いため、寝る前が効果的なんです。

お金に抵抗感のある人の特徴「お金に触り慣れていない」

栗林

お金に抵抗感のある人の特徴なんですけど、お金に触り慣れていないです。お金は汚いものと思っているから、無意識のうちにじっくり見たり触ったりすることを避けがちです。

読者

僕もお金を払う時以外は財布に入れっぱなしですね。

だから、お金を身体に慣れさせることが必要なんです。好きなモノって、じっくり眺めたり触ったりするでしょ。お金を抵抗なくもらえるようになるには、お金を好きになる必要があるんです。

で、お金を好きになるには、好きなモノと同じようにお金を扱えるようになれないといけないから、寝る前にじっくりお金を味わってください。

心理的に攻める方法「お金とは?を決める呪文」

栗林

次に心理的な方法なんだけど、まず、自分にとってお金とは何なのか、どういうものなのか、ということを決めてください。

お金は私を豊かにしてくれるものとか、お金は私の生活を支えてくれるものとか、お金は家族を養う大切なものとか、お金は私の欲しいものと交換できるものとか、なんでもいいです。ホントなんでもいいです。

読者

僕は「私を豊かにしてくれるもの」にします!

で、それを決めたら、その言葉を寝る前に10回声に出して唱えてください。さっきのお金を触りまくったあとがよいです。寝る前にお金を触りまくって、お金に対する自分の考えを10回念仏のように唱えて、すぐにベッドに入って電気を消して眠ってください。

読者

両方とも、やろうと思えば誰でもできることですね!

これを1か月間毎日やったら、お金に対する抵抗感はだいたい消えますよ。

栗林にとってお金とは

栗林

ちなみに私にとってお金とは、自分に自由をもたらす大切なもの、嫌な人に頭を下げなくても生きていける大切なモノ、ですね。

私にとって人生で一番イヤなことは、嫌な人に頭を下げないと生きられないことと、自由がないこと、なんです。

お金があれば嫌な人に頭を下げなくてもいいし、誰にも束縛されずに行動できます。で、その願いを叶える以上の大金は必要ないんです。タワマンの最上階でガウン着て隣に美女がいてワイングラス片手に夜景を眺めるとかはいらないんです。

近所の大衆食堂とか喫茶店のほうが大好きで、普通の人と話をしてるほうが好きですから。誰にも束縛されず、その程度が自由にできるお金があれば十分ですね。

本日は以上です。

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