【フリーランス経営哲学講座】#49成功は強みから生まれる /弱みを軸にして失敗する

読者

最近、「自分にとって成功って何だろう?」って考えています。本を読んでも人によって言うことが違うので、自分で見つけるしかないと思います。栗林さんは成功って何だと思いますか?

栗林

今日は、成功は強みから生まれるという話をするんですけど、まず、憧れという感情がありますよね。芸能人とか歌手の〇〇みたいになりたいとか、最近の小学生だとYouTuberの○○みたいになりたいとか、そういうやつです。

そこまで明確な憧れじゃなくても、ほわんと優しい感じの女性が、仕事ができる感じのキリッとした女性に憧れたりするとか、そういう感じのやつです。私もね、いまだにプロ野球選手とかに憧れてるんですけどね。

本記事の動画はこちら

憧れ=自分にないものを欲しがる感情

で、憧れってどういう感情かというと、自分にないものを欲しがる感情なんですよ。

栗林

素敵な女性に憧れるひとは、自分が素敵じゃないという自覚があるから、憧れるんです。自分にないからこそ、欲しいと思う感情が憧れなんです。

自分にないものを欲しがるって、人として自然なことなんですよ。たぶん、ないものを欲しがるって生存本能が根っこにあるって考えられています。

読者

生存本能だったら意識して変えようとしても難しそうですね。

同じ種族なのに、他の人にあって自分にないって生物としてヘンだよね、となるんです。ただ、憧れって不安感に基づくものではなくて、ワクワクするというか、楽しいような感じがします。

憧れの方向に進むと失敗します

栗林

その、楽しいような感じなんですけど、実はこれがホントに落とし穴なんですよ。よく自己啓発とかで、ワクワクすることをやればうまくいくとか、楽しいほうへ進めば正解するっていうのがあるんですけど、これが半分正解で、半分間違いなんですよ。

単刀直入にいうと、

憧れてその方向を目指すと、かなり高い確率で失敗します。

読者

憧れに近づこうとすると、失敗するんですか!?

どういうことかというと、憧れってさっきもいったように、自分にないものなんですよ。人は生まれながらにして、頭脳とか、頭脳の中身とか、身体能力、見た目にもすごく差があるんですよ。

成功者で弱みを武器にしている人はいません

栗林

例えば、国語はすごく得意だけど、算数はすごい苦手ってありますよね。じゃあ、算数が苦手な子がね、一生懸命に努力して苦手を克服して、数学者になりました、とかいうのはありますか?たぶん、ないですよね。算数が苦手な子って、ほとんどは大人になっても算数は苦手なままです。

もちろん、社会に必要な算数はできるようになりますけど、2次関数とかみんな忘れたでしょ。ここからが一番大事なんですけど、

成功者でね、苦手とか弱みを克服して、その苦手や弱みを自分の武器とか強みにしてる人って、誰もいません。

成功者はほとんど全員、生まれながらにして持っていた自分の強みを一番の武器にして、成功してるんです。

読者

「自分の強みは何か?」を分析することが必要ですね。

憧れの気持ちだけだと上手くいかないことが多いです

算数が苦手な子が数学者になりましたって、ないんですよ。数学者になる人って、生まれながらにして算数が得意なんですよ。生まれながらにして算数が得意な人とか、一生懸命に努力して数学者になったんです。生まれながらにして運動が得意だった人が、一生懸命に努力してプロスポーツ選手になったんです。苦手を克服して、それをそのまま武器にして成功したって例は、ほとんどないんです。

成功者はみんな、生まれながらにして持っている自分の強みを、そのまま武器にしただけなんです。憧れの話に戻るんですけど、憧れというのは、生まれながらにして自分にないものに憧れるっていいましたよね。ということは、憧れって自分にないものだから、弱みを身につけようとしていることになるんです。だから、憧れの気持ちで何かを身に着けようとしても、うまくいかないことが多いんです。

栗林

これがね、国語が得意で算数が苦手なら話は簡単だし、人生を間違えることは少ないです。算数が苦手な人って、小さい頃から他の子より算数ができなくて、算数の勉強やテストで良い思い出とかないですから。嫌な思い出を心にいっぱい残した状態で、急に算数ができる人に憧れるとかは、なかなかないんです。

嫌な思い出がないから上手くいかない

だけどね、これが大人になってからだと、急に間違えるんですよ。なぜかというと、大人になってから始めることって、学校とかでダメ出しされたりするような、嫌な思い出とかがないんです。大人になってから技術を身につけるスクールとかにいくと、どんなスクールでも親切で丁寧に教えてくれます。

だから、嫌な思いをしないので、自分がそのことに不向きとか不得意ということに、気がつきにくいんですよ。大人になってからのスクールは、お金をたくさん払って入るから、スクール側も商売なんです。生徒さんはお金をくれる大切なお客さんですから、そりゃ傷つけないように親切丁寧に接してくれますよ。

読者

傷つかないと、気づけないことってありますよね。

あと、順位つけて期末テストとかもやらないですからね。だから憧れているけど、実は自分が苦手で不得意ということがわからないんです。で、苦手や不得意という自分の弱みを、どんなに一生懸命に努力しても、さっきの算数と同じでモノにならないんですよ。それなのに、モノにならないものにいつまでも憧れを抱き続けて、いつまでもやり続けるからうまくいかないんです。

苦手や不得意で勝負すると人生失敗します

これがね、趣味とか副業とかならいいですよ。趣味なら楽しければそれでいいし、副業なら稼げなくても本業があるから問題ないです。でも、

苦手や不得意を自分の主軸にしてしまって、憧れを抱いて進み続けると、まったくお金を稼げないので、人生失敗するんですよ。

栗林

仕事を依頼してくれるお客さんは、あなたの弱みにお金を払いたいなんて思ってません。あなたの強みにお金を払いたいんです。だから、憧れという気持ちをいったん捨てて、あなたの強みは何か、本当に今のままでいいのか、もう1回考えてみてください。

読者

苦手な人に頼みたいお客さんなんていないですよね。私の強み、考えてみます。

成功する人って、ほぼ100%、自分の強みを仕事にしたり、強みを人生の主軸にもってきています。弱みを克服して主軸にして成功しました、って人はほとんどいないんですよ。

栗林がデザインすることはありえないです

栗林

栗林さんはデザインとかやらないんですか?ってたまに聞かれますけど、絶対にやりません。だって小さい頃から絵はヘタだし、小学校の図工は△だったんですよ。お絵描きとか、ポスターとかデザインで褒められたことなんて1回もありません。そんな私が、将来デザインでお金を稼ぐとか、ありえないですよね。

読者

自分の弱みを把握しておくと、弱みで勝負しないで済みますね。

あと、集団行動とか、クラスで話し合いましょうとかとにかく苦痛でした。部活は嫌いだったので、いっさいやってないです。さらに、長時間同じ作業とか単純作業をやり続けることも苦痛でした。ここまでくると、大人になって会社勤めとかサラリーマンとか、もう無理でしょ。それでもサラリーマンをしていた時期はありますけどね。

得意と不得意の見分け方

栗林

というわけでね、憧れだけで突っ走ると失敗するよ、憧れって自分にないものだからね、という話だったんですけど、じゃあ自分のやりたいこととか、やるべきことって、どうやって見つけたらいいんですか?という疑問がわきますよね。

楽しいこととか好きなことって、自分が得意であることもあるし、逆に苦手なことの場合もあるわけです。で、苦手や不得意はやっちゃいけないんですよね。じゃ、その見分けはどうやってつけたらいいんでしょう?ということになりますよね。

それについては、次回の動画でお話しようと思います。今日は、なかなか仕事がうまくいかないときは、自分の弱みを自分の主軸にしていないかな?って一度考えてみてくださいね、ということです。今日は以上です。

【無料】『フリーランス経営哲学講座』メールマガジン

本サイトの内容をさらに深く掘り下げたい方向けに、フリーランス経営哲学講座では、ZoomによるYoutube公開収録を無料にて行っています。
本メルマガにご登録された方は無料で参加可能ですので、こちらからお気軽にご登録ください。